野伏ヶ岳 [山行2007年前半]
山行 白山中居神社(700m)~野伏ヶ岳(1674m) (岐阜県郡上市白鳥町石徹白)
久しぶりに156号を走って石徹白に向かう。
郡上の気温は2℃~-2℃、白山中居神社に4:00到着、満天の星にしばし見とれる。
4:30 ヘッドランプを点けワカン装備で出発。
林道は最初のうち50mおきに雪が有ったり無かったりスキーヤー泣かせの残雪具合だ。
ショートカットできる様だが、ここは初めてなので忠実に林道を進む。
雪は夜間にもかかわらず締まって無い、おもいきり嵌った痕跡もあるので気をつける。
5:00 体が温まってきたのでアウターを脱ぎペースアップ、朝一番の鳥が囀る。
5:40 和田山牧場跡到着、なんとか日の出に間に合った。
野伏ヶ岳は茜に染まってくれるだろうか?広大な雪原をうろうろ撮影しながら
日の出を待つ。
和田山牧場跡の日の出
快晴の予報だったが、なんだか怪しい雲行き。
とりあえず今日の目標だった朝明けの野伏ヶ岳は撮れました。
6:55 ダイレクト尾根に取り付きアイゼンに換える。しばらく歩くと嵌ってしょうがないので
再びワカンに変更。
心配した右膝は大丈夫だが、一ヶ月山歩きしてなかったので体は確実になまっている。
能郷白山より緩い登りなのに、喘ぐ自分が情けない。
天気はどんどん崩れ、東にそびえる芦倉山がほとんど水墨画状態。
稜線が近くなってくると雪が凍結し、強い風が出て来た。
8:35 雪庇越え、稜線に出ると強烈なみぞれ混じりのガスが吹き荒れる。
視界は15mほど、手作りの看板が木にぶら下がっていたがまだ登りは
続いているので山頂では無さそう。
雪庇に近づき過ぎない様注意しながら山頂を15分ほど探す。
8:50 下りになったのできっとここらが山頂なんでしょう、湯を沸かして一服したいが
風が強すぎる。
風避けを掘ろうにもカチンコチンの雪にスコップの歯が立たない。
ポットに1リットルほどお湯を入れて持って来たので、
とりあえずホットココアを入れたいのだが、ザックの中身を飛ばされない様
入れるのは結構大変、あれこれと確保しながら作業。
やっとの事で入れたココアもあっという間に冷えてしまう^^;
9:20 体が冷えて来た。 ツェルトを出してくるまるか?
来た時よりも雪面の凍結具合が進んでいる・・・気のせいでは無い。
・・・ここでじっと晴れ間を待つのはやばいデス。
とにかく風の無いところまで降りてラーメンを作る事とした。
アイゼンに換えて降下。
しばらく降下すると風は収まった、風が無いだけでこんなに暖かいものか?
ラーメンを作って食べていると雲の切れ間に青空が見えだした。
もう一回戻るか?迷うがまたあんな目に遭わないとも限らない、下山する事とした。
ダイレクト尾根半ほどまで降下すると、二人組が登って来た。
挨拶を交わし山頂の様子を伝える。
単独山スキーの方ともすれ違った、かなり年配の方だったが元気、息が乱れてない。
マンサクの花が咲いていた、もう春山なんだね^^
林道終点付近の湿地帯に蛇行した川が見え気になったので
行ってみる。不思議な景色。
牧場跡まで戻ると、野伏は晴れている。
後一時間遅ければ展望は良かったんだろうな・・・タイミングなので仕方ない。
林道半ばで2人組みが追いついて来た、やはり山頂は強風で長居できなかった様だが
展望はあったとの事、羨ましいデス。
13:30 白山中居神社着、今日の無事に感謝。
白鳥 美人の湯に浸かる、またまた2人組にお会いする。
なんと「むっしゅ~のはてなアンテナ」をよく見ているとの事、記事はマジメに書きましょう^^;
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今日の歩荷重量が約10キロ、まだ余裕はある。
撮影の為の待機装備の検討、訓練の必要性を痛感。
ハンワグエクスプローラとカジタックス12本爪の相性があまり良くない、前爪が靴に半分
隠れるくらい長さを詰めないと安定しない。
前金具根元に、かませものなど改善の必要有り。
カジタックス8本爪は安定している。
山頂にもう一度戻るつもりであれば、風を避ける為の降下は最低限に留めるべきだった。
JP付近なら風はあったが、風避けが掘れない雪質では無かった筈だ。
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