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白山(2702m)登山 平瀬登山口往復 2008年6月17日 単独 [山行2008年]

白山(2702m)登山 平瀬登山口往復 2008年6月17日 単独

6月16日 夜、156号をタラタラ走って平瀬登山口へ。大白川線の途中でカモシカの子供に会った、カモシカを見るのは久しぶり。
満月に近い月夜、そのまま歩けるくらい明るい、木陰に車を入れて就寝。
御母衣ダム通過時点で13℃、今日も冬季シュラフを使った。


6月17日 4:30起床、天気は最高にいいが誰も来ない。


5:00平瀬登山口発~7:00大倉山避難小屋~9:20御前峰山頂着

10:00山頂発~11:30大倉山避難小屋(休憩)12:00発~13:30平瀬登山口着


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日の射し始めた平瀬道を黙々と登る。長袖で出発したが日が昇ると、あっというまに汗でびちょびちょ。半袖に着替える。


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大倉山避難小屋手前で早くも雪渓が出る。

ここで8本爪アイゼンを装着、雪渓トラバースは緊張するね。

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以降、弥陀ヶ原に出るまで雪渓トラバースは沢山あったが、アイゼンが必要と感じた場所は避難小屋手前2箇所、避難小屋以遠4箇所であった。次の雪渓まで距離がけっこうあったりするので、なかなか悩ましい。下りはアイゼンをまめに着脱した。
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踏み抜きトラップも・・・ブッシュモンキーで突破だゼ!イェィ!

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ダケカンバの低木に混ざって桜のような樹があるな、と以前から気になる樹皮の樹があったのですが、今回は花が咲いてました。
ミネザクラのようですが、ほぼ森林限界まで生えていて稀な種類だと思う。

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新芽が出始めたばかりのダケカンバ、空もとびきり青かった。

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カンクラ雪渓

弥陀ヶ原に出ると風が冷たく、また長袖に着替えた。
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室堂ではヘリで運ばれた荷物が沢山置かれていた。

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今日は人が居たので写真を撮ってもらった。他の人達も口をそろえて「白山にしては稀な天気に当たったね」と言っていた。

白山にしては 稀な日に やって 
  
  来たーーーーーーー!

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往路、復路ともずっと北アが見渡せることは稀、いつもすぐ隠れてしまう剣がずっと見えていた。

帰り、大倉山避難小屋で休憩。カッコウが秒針でも見ながら鳴いてるんじゃなかろうか?と思うくらい規則正しく鳴いていた。
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お昼過ぎの平瀬道を下って行く。暑い・・・。白水湖が近づくにつれ春ゼミの大合唱が大きくなる。
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13:30 平瀬登山口到着。  山の神様、先週は救いがたい失敗をしながら、今日はこんなに良い天気にして頂きありがとうございました。今シーズンの運を使い果たした感があるのですが、今後ともよろしゅうに・・・。


時間があるので、白水の湯に浸かり156号をタラタラ帰る。

喉がやたら渇くので、この時期お約束の乳酸菌飲料を・・・今日はカルピスウォーターボトルアイスを買ってみた♪

パピコの親分みたいなこのアイス、吸い口をブチッとちぎり、吸ってみますと・・・

ムムム 乳酸菌が 体内に やって 


来たーーーーーーー!

おしまい








雑感:

煩雑になるので本文中には書かなかったが、最初の雪渓が現れた時、凄いスピードで追いついてきた若者が一人居た。

僕は「アイゼン着けるから、お先にどうぞ」と道を譲った。

彼は「行けるところまで行ってみます」と矢印を入れた写真の雪渓をノーアイゼンでトラバースしていった。

しかし、次の雪渓手前で彼は止まっていた。

さっきのトラバースのほうが厳しかったのに・・・彼の歩きを見ていた限り、行けそうなのになぁ・・・と思ったが、それは言わなかった。

黙って挨拶を交わし、僕は淡々と進んだ。

その後、彼を見てないので、きっと避難小屋手前で引き返したのだと思う。




避難小屋を越えたところで前泊5名パーティーが降りてきた。

「僕らがしっかりトレースをつけて来たからアイゼンは要らないよ」と言われた。

「それはありがとうございます」と言ってすれ違ったが、全く余計なお世話である。

確かによいステップが刻みこまれている部分もあったが、人は人、自分は自分である。

そのパーティーの言うことを鵜呑みにし滑落しても、言った人を責めることはできない。

その人が言ったことを信じるか信じないかの判断、自分の歩き方でアイゼンが要るか要らないかの判断、全ては自己責任である。


また、この時期は気温がぐんぐん上がり、雪渓上のトレースは数時間で溶けてしまう。

絶えず人が行き来するメジャーな登山道ならいざ知らず、この時期の平瀬道で先行者のトレースなど当てにできない。

ノーアイゼンでも95%安全にトラバースできる雪渓を、アイゼンを使って99%安全にするか?しないか?

スリップしても止める自信が有るのか?無いのか?


若者が正しいとか、パーティは間違っているとかの問題では無く、全ては自分の判断なのだ。
















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