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課題に樹つ(たつ)

中日新聞に親鸞の歎異抄について中村薫という人の解説が載っていたが、課題に樹つ(たつ)という意味が少々判りかねる。

以下は記事

阿弥陀如来の本願は老若男女、善人悪人、すべての人を救うというのである。そして、誰も捨てないという。
これは人間の世界ではあり得ないことである。国家、民族、人種、男女、老若、善人悪人も救われるとしたら、社会は混乱するかもしれない。
親鸞は一切の条件を付けてない。ただ信心を要とするという。この場合の信心とは、如来の救いを信じることである。救われるか救われないか分からないけれども、念仏もうすというのではない。必ず救われることを信じるのである。また、救われるということは、問題が消えて無くなるというのではなく、どこまでも問題を引き受けていく課題に樹つということである。




以下、小生の勝手な推測

樹は空に向かって立っている。ただ真っ直ぐに立つものもあれば、風雪やその他の要因で捻じ曲がったり変形しながらも空を目指して立っている。
従って”樹つ”とは、人間の場合、仕事やなすべき事に対して正面から、もしくは曲りなりにも引き受けて行く意識、覚悟を意味するのではなかろうか?


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