SSブログ

破獄 吉村昭 [最近読んだ本]

破獄 吉村昭

第二次大戦前後、網走刑務所など計4度の脱獄を果たした無期刑囚・佐久間。

大戦突入、戦時、敗戦、戦後という時代背景や服役囚の食糧事情、労働奉仕状況の詳しい描写から佐久間という男の人物像が浮かんでくる。


鋭い観察力と判断力、超人的な体力を持った佐久間と刑務所看守の息詰まる知恵比べはおもしろい。


映画キリングフィールドでクメール・ルージュに捕えられたプランを思い出した。




破獄 (新潮文庫)

破獄 (新潮文庫)

  • 作者: 吉村 昭
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1986/12
  • メディア: 文庫



タグ:破獄 吉村昭

共通テーマ:
ジョギングジョギング ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。