山行 双六岳 鏡平、山頂の眺望は素晴らしい! 2007年9月24日 単独 [山行2007年後半]
山行 双六岳 鏡平、山頂からの眺望は素晴らしい! 2007年9月24日 単独
3:30新穂高深山荘前~左俣林道、小池新道経由~7:20鏡平
8:00鏡平~11:20双六岳山頂(2860m)~12:10双六小屋
13:00双六小屋~16:40左俣林道~18:00新穂高深山荘前 (全行程約30キロ)
9月に入ってから天気予報が当たりませんね。月曜雨の予報で自宅に居たらなんのことはない快晴、南岳ライブカメラも超いい天気!なんて日がありまして、今回も天気予報は降水確率60%とか言ってますが、もう騙されませんぞ!気圧配置から見て北アルプスはちょうどお天気の変わり目、晴れか曇りか五分五分、崩れてもそうは荒れないと読みました。
土砂降りの関~金山線を抜け、23:00新穂高着 就寝
3:30眠い目をこすりながら左俣林道を歩く。
槍、小槍の穂先ではヘッデンやらストロボの光が見えてましたが、夜明けが近づくにつれ厚い雲が・・・
小池新道からお約束の朝焼け写真を撮るつもりでしたが、厚い雲で白っぽいまま朝を迎えてしまいました。穴毛槍は見えたけど笠ヶ岳は厚い雲の中です。
7:20 鏡平到着
うぉ~!これですよ!穂高~槍の眺望が素晴らしい!槍の真上に太陽があって撮影には不向きなんですが、ちょうど太陽が厚い雲に隠れてくれました。
矮小化したシラビソ林と背後の槍がなんともいい感じです。周りの登山客もただただこの景観に見とれています、言葉なんか出ません。
鏡平からパノラマ
鏡池から弓折、双六、樅沢
よいアングルを求めて鏡池の木道を行ったり来たりしてるうちに、ガスが・・・
槍、穂高はおろか、あっという間に一面真っ白になってしまいました。
かろうじて弓折稜線が見える程度、このガスは晴れそうな気配が無いです。
う~ん、逆さ槍も見れたし、もう帰ろうかなぁ・・・
稜線に出る頃にはまた晴れるかもしれないしなぁ・・・
さんざん迷いつつも、足は弓折稜線に向かってます・・・やっぱり行くんですね^^;
8:00 真っ白な鏡平を後にします
気分が乗らないままガスの中、弓折分岐の稜線に出ますと、な、なんと双六、鷲羽方面はガスが切れてます♪穂高方面の絶望的なガスに登高意欲はほとんどゼロになっていましたが、これは行くしかないでしょう♪
弓折稜線から見た双六、で、デカイ!
ええ雰囲気の山小屋が見えてきましたよ、お腹がぐーぐー鳴っているので小屋で何か食べようと思います。小屋に着くとすぐ背後から双六岳山頂への道が伸びてました。ここでお腹を満たしてしまうと、気分は下山モードになってしまいそうです、ここはぐっと堪え、山頂を拝んでからラーメンタイムにしましょう。
双六小屋からの登り。この岩場を登りきったら山頂かと思いきや、巨大な山頂テラスの南端に上がっただけでした。本当のピークは遥か北端にあるんです、そう高度は変わらないからもう帰ろうかなぁ・・・
そう思いつつも足は北に向かってます・・・やっぱり行くんですね^^;
巨大なテラスをとぼとぼ進みます、稜線の風は冷たいのでカッパを着ました。
11:20 双六岳山頂(2860m)着
三俣蓮華のカール、ちょっと草黄葉
鷲羽、水晶の山容が印象的だった。三俣蓮華から鷲羽山頂に向かう尾根に沢山の登山客が見えました。
双六山頂から 三俣蓮華、水晶、鷲羽、野口五郎方面
黒部五郎方面はガスの中
北鎌方面のガスがとれず ちょっと残念。まあ元々天気予報無視の強行でしたから、荒れてないだけでもラッキーですね。
赤く染まったチングルマの綿毛が印象的でした。
さてさっさと小屋まで降りて、お楽しみラーメンタイムにしましょう!
12:10 双六小屋でラーメンを注文、鷲羽を眺めながらの昼食はなかなか贅沢です♪あれれ?まだアサギマダラが舞ってます、もうそろそろ南に帰る時期じゃないでしょうか?
13:00 さてお腹も一杯、そろそろ帰りますか。
稜線のナナカマド。9月の末でこんな色してますが いいんですかぁ?
16:40 小池新道、奥丸山分岐点到着
川原か?登山道か?小池新道の下のほうはまるで川原歩きのよう、こんなところを真っ暗なうちに迷わず上がれたのも丁寧なペンキマークがあったからこそです。(感謝)
18:00 深山荘前到着
宮峠でJR線がちらりと見えたんですが、今秋、3年ぶりに全線復旧したんですよね。宮川、猪谷付近に列車が走ってない景色は寂しいものでした、ほんとに良かったですね、心なしか列車が元気に見えました^^
久々野の峠屋に寄って「ケイチャン定食」を食べ帰路に就く。ケイチャンも美味しかったが、付いていた味噌汁が旨かった^^