マーク ストランド短編集「犬の人生」から「更なる人生を」 [最近読んだ本]
- 作者: マーク ストランド
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2001/11
- メディア: 文庫
「更なる人生を」
三冊目の本を書こうとするが書けない焦燥のまま死んでいった父親への想い。草原の蝿や乗っていた馬、あるいは恋人に父親の再来を錯覚する筆者。それほどまでに父の焦燥というものは子にとって印象深いものだろうか?五木寛之も子供の頃目にした父親の焦燥や嘆きについて書いていた。
10年何も書かないで暮らせる小説家がほんとに居るのか疑問だが、メインの広々した空間や蝿の飛び回る描写は好きだな。
ウォーミングアップ1.5キロ 10.0キロ 52分30秒 クールダウン1.5キロ