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ある日の夢

ある日の夢。

ホームで電車を待っていると、いかにも旅慣れた感じの中年女性が荷物を引っ張りながら隣にやってきた。
しばらくするとその女性は北海道の良さについて懇々と説明を始めた。
僕は上の空を悟られない程度に相槌を打つ。
やがて電車が入ってきて、「あ、あれ、あれ」と言いながら女性は前の車両を追いかけていった。
前3両は途中から特急に変わり、その後ろはこのまま各駅停車で〇〇駅止まりですと構内アナウンスが流れた。
僕は後ろの通勤で混みあう車両に乗り込む。
座れる席は無い、やれやれ立ったままか・・・
って 僕は何処に行くつもりなんだろう?
そう思った瞬間、発車寸前の電車から飛び降り改札口に向かって走った。

階段を駆け上がると、そこは空港だった。
なんで空港なんだろう?そう思いながらも電車の時刻表が無いか辺りを見回す。
ふと、離陸前のエンジンテストを行っているA320に目が止まった。
排気が妙だ・・・あのまま離陸したら大変な事になるぞ!
なんとか問題の機に乗り込み操縦室に向かって走る。
が、操縦室のドアを開けたと同時に機は浮き上がった。
既に操縦室ではアラームが鳴り響き、僕が言うより早く機長は事の重大さに気がついていた。
僕「機長、この推力じゃ空港に引き返す時間は無い!線路だ!」
機長「判っている。しかし、列車と衝突してはもっと事故が大きくなる」
僕「大丈夫、さっき時刻表で確認したよ、ここ10分は往来が無い、住宅地に突っ込むよりマシさ」
機長「突っ込む前に、鉄警に連絡を入れなくちゃな」
線路上の電柱を次々になぎ倒し、火だるまのエンジンはちぎれ飛んだ。胴体だけになった機はズルズルと線路を滑り、見覚えのある駅の手前で止まった。不時着成功だ。

僕は機を降り、プラットホームに向かった。
プラットホームに立つと、旅慣れた感じの中年女性が荷物を引っ張りながら隣にやってきて、北海道の良さについて語り始めた。
僕は来る筈の無い電車を待つふりをしながら、旨い店はどこがいいか?とか温泉はどこがお勧めなのか?本当に行くつもりで尋ねた。
タグ:たわごと
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