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『マーガレットおばさんの素敵なレストラン』 水彩 F3 カナダの旅 スティールヘッド編 2 [水彩画]

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『マーガレットおばさんの素敵なレストラン』 水彩 F3 カナダの旅 スティールヘッド編 2

スティールヘッド釣りでお世話になったロッジの隣にあるレストラン。釣りガイドは6時半に迎えに来る。寝ぼけまなこで朝飯を世話になり、へとへとになって夕方戻ってくると19時くらいにまたここで夕食を世話になる。早朝にもかかわらず管理人のマーガレットさんはいつも笑顔で僕らの食事を作ってくれた。夕食は一般客やガイド達も一杯飲みに来るので、マーガレット夫妻は厨房で大忙し。息子さんがウェイターをする。昼間は釣りガイドの車移動、仕込みがあり、朝から晩までハードな仕事だ。




僕らは、バンクーバー発13:00、スミザーズ行きの便を空港ロビーで待っていた。30分前になったのでそろそろ搭乗手続きが始まると思い構内アナウンスに注意していると、今まで掲示されていたスミザーズ行きが突然消えた。・・・?。何か説明があるだろうとしばらく待ったが、それらしいアナウンスは一向に無い。定刻はどんどん迫ってきて僕らは焦った。エア・カナダの窓口に行ってチケットを見せ、「この便はどうなったのか?」と聞いたが、僕らの発音が悪いのか係員は首をひねるばかりで一向に意思が伝わらない。いったいどうなってるんだ!?チケットを見れば状況ぐらい察しがつくでしょうが?意思が伝わらないとお互いに声がだんだん大きくなる。見かねた隣(別の航空会社)の係員が手招きするので行ってみた。チケットを見せると幾つか電話をし、新しいチケット発行の手続きをしてくれた。新しいチケットは、14:30発テラス経由スミザーズ行きとなっており、僕らのアタマは混乱した。スミザーズ空港着が予定より2時間遅れてしまうが、迎えのマーガレットさんは知っているのだろうか?・・・もう最初の出発予定時刻は過ぎている、今更じたばたしても始まらない・・・ま、 なるようになるさ!骨を折ってくれた窓口係員に礼を言い、僕らは待合に戻った。

スミザーズ空港に到着すると中年女性がニコニコ出迎えてくれた。迎えが居て僕らはほっとした。バンクーバー発スミザーズ行きは利用する人が少なく、次のテラス行き便に統合され、テラス経由スミザーズ行きとなる事が多いそうだ。搭乗便が変更になったので成田で預けたままの荷物が出てくるか心配したが、同じ便でちゃんと来てよかった。遅れはあったものの、明日からの釣りはまともにできそうだ。僕らより2週前のツアーでは、一人のロッドケースがロサンゼルスまで行ってしまい、持ち主はツアー中ずっと貸し竿で釣りをするはめになったそうで、なんとも気の毒。それに比べれば僕らの”予告なし欠航”など旅のご愛嬌といったところだ。

マーガレットさんは釣りロッジの管理人で料理もやり、釣り客の送迎、釣りガイドの車移動もやっているそうで、車の運転は慣れている。アスペンやスプルースに囲まれた未舗装の道をがんがん飛ばし、綺麗にテールスライドさせながらコーナーを曲がって行く。とても外見からは想像できないドライビングだ。時折スキナー川の流れがチラと見え、とうとう来たという感激がこみあげて来るのだが、時差ぼけと緊張が解けた僕らはいつの間にか眠ってしまい、気がつくとこれから世話になるマーガレットさんのロッジに着いていた。

わぉ!白樺やアスペン、スプルースの森に囲まれた素敵なロッジとレストラン、手入れされた芝や鉢植え、マーガレットさんの人柄が判るね。ライセンス手続き後、ロッジで荷物を広げベッドにごろりとなる。残暑厳しい岐阜の家を出て32時間が経過し、北緯55度スキナー川支流キスピオックの周辺では既に紅葉が始まっていた。





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