御前峰&大汝峰、お池めぐり@白山 [山行2007年後半]
御前峰&大汝峰、お池めぐり@白山 8月15日 単独 岐阜県大野郡白川村
2:50平瀬登山口~4:50大倉山山頂~5:50カンクラ雪渓 15分休憩 ~ 7:45御前峰山頂
8:50御前峰出発~お池めぐり、中宮道分岐経由~10:30大汝峰山頂到着
12:00大汝峰出発~千蛇ヶ池経由~13:30室堂~17:15平瀬登山口着
前回カミナリの為途中で戻ってきた白山に再度行ってきました。
2:50 平瀬登山口 満天の星空、一筋の流星に気分も軽やか、ヘッデン点けて出発!
夜の冷気が肺を十分冷やしてくれるので前回の登りに比べてずいぶん体の負担が少ないような気がします。だからといって最初から飛ばすと途中でバテますね、今日は行動時間が長いからのんびり行きましょう。1時間ほど歩いたところでヘッデンが急に暗くなりました、ずいぶん使ったからねぇそろそろ電池交換の時期、新品に替えて進みます。
4:30頃やっとあたりが白み始めました、御嶽山、乗鞍岳、北アルプスの輪郭がはっきり判ります。大倉山避難小屋まで来ると、綺麗な夜明けが始まりました。穏やかな雲海と山並み、この時間、この高度まで来ないと見れないゆったりとした朝のドラマです。御前峰の山頂では時々ストロボの閃光が見えます。
4:50避難小屋で一息入れるつもりでしたが、寝ている方が居るようだったのでそのまま通過。
5:13槍付近からご来光。
5:50カンクラ雪渓前で15分休憩。
羽虫が沢山飛んでいるので口を開けてハァハァやると飛び込んできちゃいます^^;
弥陀ヶ原に到着すると、別山が雲海に浮かんで見えた。写真、青空部分のブツブツが判るでしょうか?すごい量の羽虫です。
意外に静かな室堂を通過、御前峰に向かいます。
7:45御前峰山頂(2702m)到着。
360度の雲海に感動、2000m以上の山だけがアタマを出しています。
右が剣ヶ峰、左が大汝山、中央が紺屋ヶ池。
二本目のペットボトルを開けてゆっくりします。今日は500ccを6本持ってきた、しかも室堂では無料で給水できるようなので水分が不足する事は無さそうです。それと前回昼食にパンを持ってきたんですがね、もうひとつ喉の通りがよくなかったので今回はウイダー・イン・ゼリーを持ってきました。試してみると結構いけるんですよ、暑い時期はラーメンをすする気にもなれないのでよい食べ物かもしれませんね。
御前峰山頂で1時間ほど休み、お池まわりに降ります。写真は紺屋ヶ池、雪渓から融け落ちる雫の音が心地良いです。
前回より沢山咲いていたイワギキョウ、登山道の中にも咲いているので踏まないよう注意していたら、アイゼン装着の様に岩と岩の間に靴がガッチリはまりこみ、足をひねりそうになっちゃった。アブナイ、アブナイ^^;
中宮道分岐点まで行って、これからどうするかちょっと迷いました。というのは、中宮道を少し下るとヒルバオ雪渓というビューポイントがありまして、行ってみたいのですが、さっきからそちら方面はガスが吹き上げてくるようになったのです。かといってこのまま道なりに室堂に戻ってしまっては時間が余り過ぎなのです。僕の前を歩いていた単独行の方は、5時までに別当に降りなければならないので、大汝峰は諦めてここでしばらく休んだら下山するそうです。そんな会話をしていると、アサギマダラが2匹、3匹と寄ってきました。
好奇心旺盛な蝶なんですかね?まるで会話に入れてくれと言わんばかりに5匹くらいが僕らの周りを飛び回ります、羽音がしっかり聞こえるくらいの距離まで接近してくる事もしばしば。単独行の方は飛び回っているアサギマダラを動画保存できたようで、「良い思いでができました」と喜んで下山されました。
いぜんとして北からガスが吹き上げてきます、時間はあるのでとりあえず大汝峰山頂まで行く事にしました。
大汝峰登りの途中
10:30 大汝峰(2684m)山頂到着、北から上がってくるガスに見え隠れする御前峰(右)と剣ヶ峰(中央)
12:00まで大汝峰山頂で待ちましたがガスの晴れる気配は無く、ヒルバオ雪渓は諦めて下山します。
降りてきたらガスが切れ始めました・・・なんとも山の天気は難しいですね^^;
千蛇ヶ池は雪渓に触れることが出来ました。今そこで融け出したばかり!ギンギンに冷えた水に手を浸します。お盆に雪、雪解け水!嬉しいサプライズです♪しばし涼を楽しみ下山にかかりました。
さっき切れたガスが室堂まで来たらまたこんなです、ほんとに山の天気は変わりやすいですね。
大倉山避難小屋まで戻ってきてしばし休憩。靴を脱いでゴロリとくつろいでいますと、富山からみえたという5人グループさんが入ってみえました。しばし歓談後、先に下山されました、ここまでしょって来た貴重なミカンを分けて頂きありがとうございました、たいへん甘くて体に沁みました。
17:15 平瀬登山口到着、長く暑い旅も無事終わりました。急ぐ事もないので、ダラダラと水場で涼を一時間ほどとった後、156号をまったり走って帰宅しました。